月日が高速になっている!

50歳を過ぎたあたりから、月日が驚くほど速く過ぎていくのを感じます。

私は20歳ごろまでは早く大人になりたいと思っていました。その頃の時間は実に長く長く感じられました。

「なぜつまらない学校に行かなければならないのか?」と僕ちゃん(笑)は常々思い、毎日6時間の授業を我慢して受けていました。(ただし授業はほとんど聞いておらず、まるで赤毛のアンのように想像の世界に浸っていました!)

よく考えてみると、20歳までは受動的な「やらされている」人生でしたが、学校を出てからは少しずつ自分で決める能動的な人生に変わっていきました。そして経営者になってからは、そのほとんどを自分で決めることになったのですから、月日が高速で過ぎていくのも当然です。ましてや50歳を超えてからは、ただの「運」任せの経営ではなく、経験と英知を踏まえた経営になってきましたので、さらに時間の流れは加速しました。

余談になりますが、会社がつまらないと思う社員は、この「やらされている」状態にあるのでしょう。「やらされている」から「やってやる」にシフトできるのは自分だけです。常に面白くないことを会社や上司のせいにするのではなく、自分が能動的に人生をつくっていくことです。

「人生いつも楽しく」は自分自身にかかっているのです。早めに気づくことが大切です。

話を戻します。私は3年前に難病を患い、ギアが一段下がったように感じています。それは身のこなしが以前より鈍ったことと、治療を先生任せにしているからでしょう。

しかし、これ以上ギアを下げないように、今も悪だくみ(=新たな事業)を考えています。そして難病治療についても先生任せにせず、自分でも調べ、研究しています。そうすることで、少しでもギアを落とさずにいようとしている今日この頃です。

by ご隠居サロン「富士の風」から

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