
物事を考えるとき、あるいは行動するときに「自分ありき」で考え、行動する人は、大成しないと思います。つまり、自分都合を優先する、自分の条件や事情を最優先にする人のことです。
これは、40年の経営の中で多くの人を雇ってきた経験からも明らかです。
働くスタッフたちを観察していると、うまくいかない人は100%自分都合で生きています。
逆に、仕事も人生も滑らかに進めている人は、「自分ありき」だけではなく、相手のことも考えて物事を進めています。
人にはそれぞれ、自分の都合があります。しかし、少しずつでも相手や周りのことを考えるようになると、物事を見る視界が広がってきます。
これは、人生を豊かにする一つの条件とも言えるでしょう。
- 自分都合だけで考えている人
⇒ いつも「不平・不満・愚痴・泣き言」が出ます - 少しだけ相手のことを考えている人
⇒ 「言い訳」が出ます - 周りの人のことをよく考えている人
⇒ 「知恵」が出ます
1番のタイプの人は、残念ながら周りに人がいなくなっていきます。
また、昔から「優しい人は戻らない」という言葉があります。優しい人は誰よりも許容範囲が広く、受け止める力も大きいのですが、それでも限界を超えると、何も言わずに黙って去っていきます。そして、どんなにすがっても謝っても、もう二度と自分のところには戻ってきません。
これはその人の人生において、非常に大きな損失です。実に、残念なことです。
byご隠居サロン「富士の風」から