度量と器量

易経の教えに「度量と器量」というのがあります。まず度量とは、人の心の広さや受け止める力のことです。

器量とは、今でいうスキルということです。この度量と器量は、どちらか一方があれば良いというわけではなく、両方を育むことが大切であり、人として成長できると教えています。

そこで最近気づいたことですが、人生の中で出会う人の中には、腹の立つ人や許せない人が現れます。

常に話していることですが、目の前に起こることは、自分の成長に「必要必然なことしか起こらない」という法則から出来事を考えると、答えが見えてきます。

腹の立つ人や許せない人は、その人の「負」の部分がその時々に現れ、自分の感情に影響を与えます。

その「負」を大きく受ける人と、そうでない人がいます。大きな「負」を受ける人は、誰よりも度量を育む訓練を受けているのでは?と思うようになりました。

そして、そのように思え、しっかりと納得できたのなら、これまで腹の立つ人や許せない人は、神様からのプレゼントかも?と思えるのかもしれませんね。

昔、経営の神様と呼ばれた方から、次の言葉を頂きました。

それは――

こだわらず 好きになって ありがとう

byご隠居サロン「富士の風」から

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