
難病になり、今年の1月に入院した時の話です。聞こえてくるのは泣き言、愚痴、不平不満ばかりです。私はプラス思考の癖をつけてきましたので、全て目の前に起こることは自分の成長のためのものであり、必要必然なことしか起きないと考えています。
ですから他の患者さんとは、入院1カ月の間、まったくおしゃべりすることはありませんでした。代わりに研修医や見習い看護師とはよく会話をし、人生や経営についての考え方などを話しているうちに、私の病室は「塾」のようになり、多くの若い人が入れ替わりに訪ねてきて、楽しい入院生活となりました。
やはりプラス思考は人をひきつけ、逆にマイナス思考は人を遠ざけるようです。嫌われる年寄りにならないように気をつけましょう!そこで、
*還暦を過ぎて言ってはいけないこと3選
- 昔の良かった話はしない ➡ 今を楽しく生きることに全力
- 「今どきの若い人……」とは言わない ➡ 生きてきた時代背景が違う
- 不平不満、愚痴、悪口、泣き言は言わない ➡ 人に悪影響だし、自分自身がつまらない人生になる。このような人は、他者から避けられるようになる。
若い時と今とを比べ、失ったもの(弱くなったもの)と得たもの(強くなったもの)を検証してみると ➡
失ったもの(弱くなったもの)
体力、気力、スピード、記憶力、読解力、身体の強度、髪の毛!
得たもの(強くなったもの)
人生や経営の中で起こったあらゆる経験、知力、人脈、信用・信頼、多少の財産、シミ・しわ!
上記を見れば、還暦から何で勝負すればいいのかが分かります。そしてその強みを生かせば楽しく生きられるはずです。
「老年よ、大志を抱け」
by ご隠居サロン「富士の風」から