
12月13日に松崎しげるさんのクリスマスディナーコンサートに行ってきました。
松崎さんは76歳になるそうです、そして75歳の時に初めて倒れて入院したそうです。
それでもコンサートでの声量は昔と変わらず大声でした(((´∀`))。
途中の会話の中では親友の話が出ました。
尾崎紀世彦、西田敏行そして円楽だそうですが、三人ともすでに亡くなっていますね。
人はみんな波瀾万丈の人生を生きていますが、松崎さんの歌の中にもその記憶が感じられました。
いつもニコニコしているが「この人も色々あったのだろうなー」と伝わってくるものがあり、私の胸にもグッとくるものがありました。
こんな風に感じられるのは、私も歳を重ねたおかげだと思うと、「歳をとることも悪くはない、むしろ素敵なこと」だと、、、。
松崎さんは首と腰を痛めているとのことでしたが、おそらく最後の曲「愛のメモリー」を歌い上げるのが精一杯だと私は察しました。
なぜなら舞台袖に戻る時の顔が一瞬「きつい」というものが見えました。
わたしも難病にかかりそういうときがありますので、よく理解できます。
そして私の心の中はというと、「プロとして痛さを見せず、最後までよく頑張ったなー」、
また「自分の好きなことを一生懸命やって、人を喜ばすことができるなら松崎さんも幸せだ」。
こんなふうに色々な感情が沸き上がってきたコンサートでしたが、これは私の人生でも色々な経験を積んできたからこそだと思います。
人生では大変なこと、苦しいこと、辛いことを一杯経験したほうが実は幸せなのだということを、気づかされた夜でした。
最後に自分勝手ではありますが、歌い手と聞き手が何かを共有できたコンサートだと思います。
by ご隠居サロン「富士の風」から