2026年は丙午の年

さて私は今時期になると「時を読みます」。

それには10干12支からなる60周年周期からの情報です。この世には一定の周期(流れ)があり、その上を我々は生きています。
干支は長い年月をかけた統計学といっても良い学問です。
もともと中国から来た易経などをもとに日本人が作り上げました。

それでは来年はというと 丙午(ひのえうま)です。
”丙”とは五行でいえば火のグループです。
丙の言葉の中には下から突き上げる、太陽のような明るさ、情熱、決断力を象徴し、物事を外に大きく広げる性質があります。
”午”も、また火の気を持つ力強い存在で、草原を力強く駆け抜けていく感じです。

この2つの「火」が重なり合う2026年は、情熱や行動力が高まり、勢いのある一年になりそうです。
しかし誰でもうまくいくというわけではありません。そこで過去を振り返ります。
60年前の丙午は高度成長期にあたり、大企業は輸出が盛んになり好景気でした。そして消費者物価は5%のインフレで、今と同じようにコメ高が起こり庶民は困っていました(今の状況と似ていませんか?)。
そして大企業の高景気の中、中小零細は倒産が増えていたのです。

この現象をもう少し探ってみると、中小零細企業は時代の進歩についていけなかったようです。
それは過去の固定観念にあまりに縛られ、技術革新や新たな仕組みづくりなどができず、時代に乗り遅れたと思われます。

そこで我々中小零細企業は過去の現象を鑑み、固定観念や出来上がった常識をかなぐり捨て、時流をつかむことが大切です。

そこで現在では毎日のように聞く言葉に AI・ロボット・DX・クラウド・サブスク・核融合エネルギー、あるいはペイペイ・無人化・インフレ・物価高 など数年前では聞かれなかった言葉があふれています。

時代は大きく変わりつつあります。固定観念に縛られていてはこの変化に乗れません。すべての業種で定義が変わったと心得るべきです。

私は宿泊業界にいますが、宿泊が「泊まる」という定義を、3年前より「泊まるだけじゃない」という方針で、色々と知恵を絞り努力をしております。

最後に、この変化を楽しむことが肝要です。

by ご隠居サロン「富士の風」から

 

上部へスクロール