2ケ月ぶりの経営塾「澤塾」

難病から、かなり回復して、活力が出てきています。
塾生にも良い影響が与えられると思い、9月12日に塾を開催しました。
今回は塾生の発表が中心でしたが、新しい塾生も来て、かなり盛り上がっていました。その姿を見るだけでも幸福感がありました。
「良かった」


常に前触れがある

夜が明けるとき、一瞬のうちに明るくなるのではなく、少しずつ太陽の気配を感じ、薄明るくなる。
そして日が昇り、はっきりと明るくなる。

実は経済や経営も同じである。必ず変化の前に前触れがある。
それを易経では兆し(きざし)という。実態として表れていないが、すでに目に見えないところで始まっている。
それを感じながら会社という船を操るのが経営者だ。

反対に実態として表れ、誰もが感じることを、やはり易経では萌し(きざし)といい、この萌しを感じて対処するのでは少し遅くなる。
場合によっては間に合わないこともある。

このように易経では、『きざし』には二つあると教えている。

兆しを感じるには、あらゆる数字的データを見ること、あるいは常に世の中を観察していることが大切である。
危険な例でいえば「流行」だ。流行こそ萌しで、どこかでタピオカが流行っていると知り、自分で始めたところが、すでに終わりかけているものだ。
これがいわゆる萌しを見て行う経営だ。

今、宿泊業界でもグランピングとか、民泊が流行っている。ところがとっくに峠が過ぎているが、いまだに新規で始める人がいる。見ていて怖くなる!

by ご隠居サロン「富士の風」から

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